今回は意外と知られていない。Alt(オルト)っていについてお話です。最近のCMSなどをみると、色々なところでAlt(オルト)の設定ができるようになっております。
では、Alt(オルト)の役割やSEO対策との関係性と正しい使用方法をお伝えします。
Alt(オルト)属性の重要性
Alt属性は、Webページ上の画像に設定する属性で、画像の内容をテキストで説明する役割を果たします。これは、Webサイトの利便性と検索エンジン最適化(SEO)の両面において重要な役割を果たします。
Alt属性とSEOの関係性
検索エンジンは、画像そのものの内容を理解できないため、alt属性を画像の内容を判断する重要な情報源として利用します。適切なalt属性を設定することで、検索エンジンが画像を正しく認識し、検索結果に反映される可能性が高くなります。Alt設定をする事で記事内にキーワードが増えるという利点があります。同じ文章を書いても写真がキーワードとして読み取られるようになります。
画像が表示されない時の役割
画像が表示されない場合(通信環境が悪い、画像ファイルが破損している、視覚障害者がスクリーンリーダーを使用しているなど)、alt属性の内容が表示されます。これにより、すべてのユーザーが画像の内容を理解し、Webサイトの情報を平等に利用できるようになります。どのような人やどのような場所で見ていてもわかるようにするのがAlt(オルト)設定の役割になるわけです。
Alt属性の正しい使用方法
- 画像の内容を簡潔かつ正確に記述する
- キーワードを含める
- 長すぎるテキストは避ける
- 日本語の場合は全角文字を使用する
- 画像の内容と一致しないキーワードは使用しない
Alt属性の誤用とその影響
- 画像の内容と関係のないキーワードを使用する
- 長すぎるテキストを設定する
- 複数のキーワードを羅列する
- 全角文字と半角文字を混在させる
Alt(オルト)設定の実例
確認していただきたいのは、赤い四角の部分です。同じ画像になりますが
左側は「東京夜景」となっているのに対し、右側は「IMG_1315」となっております。
この画像をどのように検索エンジンに読み込ませるかが非常に重要というとこです。
このように右側のように、ただ撮影をした写真を載せると「IMG_1315」とGoogleに読み込まれますが
左の画像だと「東京夜景」と読み込まれます。さきほどの【画像が表示されない時の役割】の「画像ファイルが破損している、視覚障害者の方」でもどのような画像を使っているのかがわかると思います。
ブログなどをWordPressで書いている場合は、『代替テキスト』の部分になります。
WordPress(ワードプレス)での設定方法
WordPress(ワードプレス)で設定する方法はメディアから変更をする方法と、記事内から変更をする方法があります。
それぞでの設定方法を記載させていただきます。
メディア側で変更をする
メディア側で設定をする場合は、下記の内容で設定が可能になります。
投稿ページ作成時に設定をする
投稿ページから変更をする場合は、メディアの挿入をしてから「鉛筆マーク」を押していただき設定をする必要があります。
次に代替テキストの変更になります。
どちらの方法でも設定は可能になりますが、個人的にはメディアをアップデートした際に行っております。投稿から変更をするとその投稿のみでの変更になってしまうからです。
私の場合は毎回画像を作成設定をしているので使い回しがない為です。使い回しの画像などの場合は投稿から設定でも全く問題はありません。
Alt設定での大切さのまとめ
ここまで読んで頂ければ重要性がある程度わかっていただけたと思います。Google側もインターネットを使われる人のことを考えて検索エンジンを考えているので、ただ書いているブログより、どのように気を使って書いているのかが重要になるってことです。
当然ながら、画像をあまり使わないブログであれば、画像の下に説明できる文章を記載すれば問題はない形になりますね。